佐藤 寛治(Sato Kanji)

老人ホーム、介護施設、病院やその他施設に特化した“食のコンサルティング”をライフワークにしたい。22年に渡り機内食に関わる仕事を続け、蓄積してきたノウハウを少しでも多くの方に還元したいと思い走ってきました。

食は人々の楽しみの一つであり、医食同源という言葉にもあるように、人間の生活や豊かさと密接に関係しています。戦後の激動期を、高度成長期の真っ只中をひた走り今日まで頑張ってこられた方々が日々召し上がっていただく食への関心度は如何でしょうか。 素晴らしい施設と、手厚い医療と看護と共に、豊かな食空間の提供。長い時間を過ごす場所だからこそ、豊かな環境で過ごしたい（過ごさせてあげたい）と考えるのは当然のことです。

機内食業界では、料理でファーストクラスの御客様を獲得するのは難しいが、料理がまずくて他のエアラインイに鞍替えする客様はいるという事例があります。 ”今まで食事で施設を選ぶ御客様はまれだったかも知れません。 しかし今後は、食事の良し悪しが施設の信頼（集客）をいただく為の大きな 武器になると確信をしております。

長い時間を過ごす場所だからこそ食を豊かにすることは、入居者やその家族の日々の生活を豊かにし幸せにつながります。食サービスを”食のおもてなし”にアップグレードすることが、地域社会の信用、老人ホームや介護施設の差別化につながり経営資源の強化になると、私は確信しています。

もちろん経営において、資産・予算は限られております。その中で食の安心安全、効率、顧客満足を見直すことは、困難なことです。食の監査というサービスは日本では初めての試みですが、会計監査と同じように、”外部の視点”で環境を見直すことで、今まで見えなかった”無理・無駄・危険”が可視化できるとともに”気付き”に変化し、良い食サービス向上につながるはずです。
私たちのノウハウは、食サービスの監査を通じて”経営者””入居者の方々””協業者”が皆幸せになれる環境づくりにきっと役立ちます。そして、三者三様の幸せを感じられる環境にする“三方一両得の精神“を伝えることが私の使命です。

• 64年　株式会社西武鉄道入社
• 64年　磯子(横浜)プリンスホテル
• 72年　札幌オリンピック選手村食堂調理
• 72年　プリンスホテル、ホテルスクール
• 73年　モントリオール『レストラン桂』オープニングスタッフとして渡加
• 80年　トロントプリンスホテル副総料理長
• 85年　帰国
• 86年　株式会社プリンスホテル 退社
• 86年　ユナイテッド航空会社入社
• 86年　 航空会社海外発日本向けメニュープレゼンテーションに参加
  和食全般の責任者として携わる
  日本発の献立を本社と共同で担当
  
• 92年　ワシントンにて機内食特別食セッションメンバーとして参加
• 93年　本社企画機内食改善向上タスクチームのメンバーとして参加
• 95年　ニューヨークの The Culinary Institute of America 監修の元、機内食の特別食格上げのセッションに参加
• 99年　The American Academy of Hospitality Sciences の Five Star Diamond Award as One of the World’s Best Chefs　受賞
• 08年　ユナイテッド航空会社　退社
• 09年　日本HACCPトレーニングセンター、コンサルタントファームメンバー

• 日本HACCPトレーニングセンター　HACCP上級フードコーディネーター
• 日本能率協会ISO9001及びISO22000内部監査員